スキッパー:白石 康次郎
もしも師匠・多田雄幸氏に出会っていなければ、白石氏はプロゴルファー、野球選手、あるいは宇宙飛行士になっていたかもしれません。多田氏は、日本人として初めてヨットの世界一周レースで優勝した人物です。海岸沿いの町、鎌倉に住んでいた当時17歳の白石氏は、この百戦錬磨のスキッパーに会うため、あらゆる手を尽くました。多田氏は師匠として、白石氏がこの後ヨットに人生を捧げるきっかけとなりました。その結果、白石氏は25歳で単独世界一周を達成し、2016年にはアジア人として初めてVendée Globeに参加しました。
過酷なレースに備えるために、白石氏は居合道と瞑想で心身を鍛えています。また、ロリアンのチームハウスでクルーと一緒に過ごす時間も大切な準備の一つだといいます。